4月5日水曜日更新分です。年度始めで早め更新にしました。

旧キットデビルガンダムをアニメ塗りで制作しました。
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できる限り、簡単な方法で制作しましたが、今回は関節部分の移植など、少し難易度が上がっているかもしれません。

 今回ガンスタ様にてデイリとウィークリーランキング1位を初めていただきました。
ありがとうございます。何より自分の好きな作品を作れて共感してくれる人がいる事は非常に嬉しいですね!!
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■キットの入手
デビルガンダムは非常に人気があり、再販してもすぐに売れてしまう状況です。
駿河屋の店舗によっては在庫があるようですが、現在中古での入手くらいしか入手は難しいかもしれません。早く再販して欲しい機体です。再販はなるべくチェックをお勧めします。

 

■デビルガンダム 改造プロポーション比較

改造前はこちら、上半身は非常に出来が良く、下半身に問題が集まっているように見えます。
大きな問題としては
・股関節と太ももの間が広く、スカスカ感がある。
・膝が一切曲がらない
の2点でしょう。
その他、設定画や箱絵と比較すると、やや胴体の接続が長い気がします。
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 改造後
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 改造箇所は以下です。
・腰を短縮(現物合わせ)
・股関節、膝関節、足首関節の移植(今回はストライクフリーダムから)
・ハンドパーツの変更とモールドの追加(ビルドハンズを使用しプラ板でモールド追加)
・すねの2mm幅増し


今回プラ板は2種類を使用しました。
内部埋め込みは位置決めなどがあるのでメモリ付きを使用しました。
 



5mm角棒は太ももの延長に


 表面処理、仮止めには以下の瞬着
 
 

強度の必要なところには耐衝撃の物を
 

合わせ目消しにMrセメント
 

金属ヤスリはタミヤのヤスリを愛用しています。一気に削れるのでプラ板で延長するときに非常に便利です。
 


プラのこはなんでもいいと思っていますが、できる限り薄歯があると便利です。
 

デザインナイフはプラ板切り出しに。
 

ドリルは1mmから3mmまで揃えておけば、旧キットのロール軸作ったり、真鍮線通すのには困らないと思います。細かく揃えておくと便利です。
 

今回大量のヤスリ処理が必要だったので追加で以下を使用しました。
大量のヤスリ処理は手動だと結構大変なので神ヤスリをペンサンダーに貼り付けて使用。
一気に削れます。




■脚部、腹部改造
最初に足を切断し、2mmプラ板を脛に挟んでイメージをつけます。
画像は足を曲げておいているだけです。幅まししないと曲げられるように入らないので幅ましはひつようです。2mmだとギリギリで内側を結構削るのでもう少し増しても良いかもしれません。
これだけでも大部良く見えますが、短足ですね。設定画的には近い感じはあります。
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イメージを得るために太ももを5mm延長と接続方法を変更します。
今回ストライクフリーダムの足を百円でイエサブパーツ売りで入手していたので、こちらをカットして使います。太もも足首近辺の構造はこの時期のHGキットであれば大体同じような構造が採用されています。太ももにロール軸があって、ポリキャップで股が開く構造になっていれば大体大丈夫な気がします。

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太ももの接続ボールジョイントは軸が3mmなので同じ径のポリキャップを使う太ももなら、ボールジョイントを切断すればそのまま使えます。とりあえずデビルガンダムの太ももに、ストライクフリーダムの太ももを合体させ、ついでデビルガンダムの太ももを5mm延長します。
太ももはカットしながら、できる限り見えない位置になるよう調整しましょう。

次に膝関節を入れます。
ストライクフリーダムの足をカットして以下のように組み込みます。内側に角棒などで下地を作り、プラ板を接着、現物合わせで位置を調整し、無理矢理接着します。この辺は結構適当です。プラ板で囲いを作り外から見えなくします。
画像に残ってませんが、同じ方法で足首も無理やり移植します。
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太ももの周りが少し足らないように感じたので追加5mm延長しました。 
このタイミングではすでに腹部も短縮しています。 

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カットしてやすって現物合わせしましょう。
設定画像では、この形態で腹部は短いので現物でそれらしく合わせるまで、仮どめと短縮を続けます。


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腿の接続部はプラ板1mmを貼って少し隠しました。

これで想定していた形になりました。膝部分は切り離して別途つけると、構造が複雑になったりスクラッチが必要になってくるので、できる限り簡単制作の方針で作るため、省略します。アニメ塗りでは膝の裏はBL影など非常に濃い影にするので目立ちません。

■表面処理
瞬着で表面の凹凸を消しながら、ヤスリでガンガン削ります。

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金属ヤスリで形をざっくり作った後に瞬着で埋めながらペンサンダーで削ります。
手作業だと少し大変かもしれません、荒めのヤスリを用意しましょう。
 ■塗装

塗装はグレーサフの後に白サフを吹いて、白のカラーはそのままサフを使っています。
BL影(黒の影)にしたいところはあらかじめ黒サフも吹きました。

塗料はアクリルガッシュ絵の具を使っています。調色のやり方ですが、取説に直接塗って色を確認しながら力技で色を合わせます。印象で作ると結構色が違うパターンがあるので注意が必要です。

慣れてない方は混色やり方などで調べてみるといいかもしれません。同じ明度のグレーを入れると彩度を落とせるので、必要に応じて利用しながら色を調整しましょう。影色は彩度高めで問題ないかなと思います。設定画ともにらめっこしながら色を作ります。影色は説明書より濃いめの方がフラッシュで撮った際にちょうど良い感じになります。 


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台座は最終戦をイメージしています。
2mmプラ板に3mmプラ棒をさして接着、本体に3mm穴を開けて差し込みます。
台座のイラストは以下のような画像を参考に、適当に描きます。

参考画像:ガンダム・モビルスーツ・バイブル(GMB)通信様 Twitterより


 完成!


  

 



 メイン塗料はこちら、24色入ってるので、ジオラマ作ったりしたいとか、スタンドやガンプラのキャラフィギュア塗るのにも便利です。皮膜は強くないです。
 

エッジ線にはプロッキー
 
逆エッジにはPigma
 
自分はすぐ細いペン詰まらせてしまうんですが(復旧もいつもうまくいかない)
Pigmaの03はあまり詰まらず使えてる気がします。

神ふでは細かいところの塗装にはあると便利です。
 

トップコートはプレミアムトップコートがお手軽で白化しにくくおすすめです。
 


スタンドはいつもの、3mm穴開けて接着
 
   

■アニメ塗りの資料
初心者向け講座もあったりしておすすめです。旧キット改造など色々参考になります。
自分のようなアニメ塗り初心者でもわかりやすくアニメ塗りを楽しむことができました!

 

 

■完成写真
ということで完成しました!!以下完成写真です(色々な角度から撮っています)
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フラッシュあり、なしで印象が変わりますね。

ガンスタ様のデイリーランキング、ウィークリーランキングでも1位をいただけました。
コメントでも共感のコメントをいただき、とても嬉しい気持ちでいっぱいです。
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制作物はガンスタで順次公開してます。



■おまけ
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ケースに飾る際、後ろのガンプラは見えにくいですね。
ちょうどいい棚があるといいのですが、なかったので2mmプラ板に5mmプラ角棒を切って重ね、貼り付ける方法で台座を作成しました。以下のようにやると適当にカットしても簡単に安定した台座を作りやすいですね。

2個作ったので、以下は高さを高めに制作していますが、実際は半分のサイズです。
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こんな感じで底上げしてあげると後ろのキットもきれいに見えますよ。


■最後に
デビルガンダムは非常にいいキットでした!大きいラスボスキットがあるととてもテンションが上がります!!今回の制作方法はあくまで一例ですが、比較的簡単にかっこいいデビルガンダムを作れたと思うので是非、自宅に1機デビルガンダムはいかがでしょうか。

今回の記事は以上です。
残り、マスター、シュピーゲル、ライジングです。IMG_7270